アフターケア
アフターケアの必要性
バイオリン、ビオラ、チェロはとても寿命の長い楽器ですが、バイオリンは最も厚い所でも4,5mm、薄い所では2mmないところもございます。
粗雑に扱ってしまうと簡単に壊れてしまいます。
だからこそ人々に労わられ、愛されるのでしょう。
大切な楽器がいつまでも美しい音色を奏でられるようアフターケアをおすすめいたします。
きれいな状態に保つ
人間の汗に含まれる塩分、油分は楽器のニスや木部にとって良くありません。
付着した松ヤニも湿気を誘う原因となります。
きれいにしているつもりが、汚れた布を使って磨くことで、汚れを全体にのばしてしまっていることがよく見られます。
これでは、全体的にミュートがかかった状態になってしまいます。
常にきれいな布を使って、きれいな状態に保つことが大切です。
怖いのは湿度か乾燥か
よく湿度が高いと音が悪くなるといわれますが、実はもっと怖いのは乾燥です。
乾燥したところに置いておくとひび割れや剥がれの原因となってしまいます。
楽器も木としての特性をいつまでも忘れず、気候の変化により伸び縮みします。
人が不快と感じる環境にはおかないようにしましょう。
過度の暖房やクーラーには注意してください。